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冲中記念成人病研究所小史

代表理事  村勢 敏郎

  研究所設立の経緯は、設立者である冲中先生ご自身が述べられた言葉によると、以下のようであります。「患者を診療している中で、今までにない症例にぶつかり疑問が出てきます。 そこから研究テーマが生まれ、テーマを掘り下げてゆくことで医学が進歩し、良い診療の足場ができてゆくというのが私の信念でありました」。 「私は米国で研究財団が提供する資金が、病院の高い水準を支えているのを観察して、1963年定年で東大教授を退職し虎の門病院院長に就任して以来、研究財団を構想すること10年でありました。 かくして3年越しの奔走の結果、1973年5月に文部省から財団法人の設立が認可されたのです」。 研究所の設立は、勿論、高邁な見識のもとに理想を掲げて研究所を立ちあげた冲中先生の偉大なご功績でありますが、冲中先生を支えて数多くの先達の方々のご尽力があったことを記しておきたいと思います。 (小生は先生が東京大学ご在職の最後の年に医学部の3年生であり、先生から授業を受けた最後の学年であります。)

  その後の発展に寄与なさった、小生が尊敬する先輩として、第二代理事長の小坂樹徳先生と第三代の理事長・所長を務められた三輪史朗先生のお名を挙げておきたいと思います。小坂先生は小生を虎の門病院の内分泌代謝科部長として推挙して下さった恩師であり、三輪先生は小生を研究所に後継者としてお招きくださり、ご支援下さった大先輩であります。三輪先生は理事長・所長として20年近くの長きに亘ってご奉職なされ、研究所の礎を築いてこられた方でしたが、2006年1月に逝去なされ、その後任として私が理事長・所長を務めることとなりました。

  1973年に設立された研究所は、その後20年余りは順調に発展してきたようでありますが、研究所の運用資金が主として基本財産の金利に依存していることから、1990年代の前半から押し寄せてきた平成不況、それによる金利低下の大波の影響をもろに受けて、しばらくの間、大変きびしいし財政状況が続いていました。そのような状況のなかでも、無駄を省き人件費を切り詰めながら研究活動の維持に努め、臨床研究を志す若い人達への期待に応えることを願って、間断ない努力が続けられ、現在に至っております。

  小生が理事長・所長の任に当たってからは、研究所のオープン化と公益性の高い事業の拡充に腐心してまいりました。 具体的には研究室の共同利用を推進し、研究を志す方々の期待に応えられるように努めました。 事業としては、2006年から「冲研セミナー」を一般公開として企画開催し、情報や知識の取得と更新に寄与することを心がけてきましたし、 研究助成については2007年から対象者を全国の研究者に広げ、応募書類を審査し、採択された課題の研究に対して助成金を交付するようにいたしました。 当研究所は2010年に内閣府より公益財団法人の認定を受け、それを契機に機構も一層整備され、現在、公益事業を展開しております。

  小生は、2014年3月末をもって、次世代の研究所の舵取を小林 哲郎氏(前山梨大学第三内科教授)に託して、研究所長を退任いたしました。 今後は、代表理事の立場から研究所の更なる発展に尽力する所存であります。

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