平成2020年5月15日
令和2年度(2020年度)科学研究費助成金交付が決定
文部科学省、日本学術振興会に新規申請していました学術研究助成基金助成金のうち、基盤研究(C)3件、若手研究 2件について本年度からの新規採択内定通知がありました。これで冲研では継続助成を含めて計17件の科学研究費助成金交付が行われることとなります。
-新規採択研究課題-
・基盤研究(C)
三浦 裕司
「免疫療法関連副作用における自己抗体と免疫細胞活性化の関連を明らかにする」
落合 頼業
「マウスオルガノイド発癌モデルを用いた大腸癌遺伝子変異と薬剤感受性の関連性の探索」
竹下 章
「Cushing病におけるUSP8 変異体標的蛋白の同定と発症機序の解明」
・若手研究
桑原 政成
「キサンチンオキシターゼ阻害薬離脱症候群の現状とその機序の解明」
渡部 紫
「低周波治療器による外部刺激と人工股関節ステムとの共振の可能性について」
-継続研究課題-
・基盤研究(C)
前田 明子
「抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎の臓器合併症の臨床調査および病態機序解析」
星野 純一
「マイクロバイオーム解析に基づいた難治性囊胞感染に対する革新的治療法の開発」
舘野 由美子
「メンタルヘルス不調者の復職支援要請システムの開発と評価」
力石 辰也
「尿中microRNA を用いた腎移植後のBK ウイルス腎症の診断」
・若手研究
辻本 哲郎
「糖尿病・代謝疾患における病態解明及び克服のための探索的研究」
吉野 正紀
「トラクトグラフィーによる病的脳神経の可視化と脳神経マッピング精度向上の検討」
玉田 有
「メランコリア(内因性うつ病)の新たな診断基準開発を目的とする多施設共同研究」
川内 覚
「血管撮影装置を用いたコーンビームCT撮影における水晶体防護具の開発」
諏訪部 達也
「常染色体優性多発性囊胞腎(ADPKD)における肝囊胞腫大の環境因子とリスク分類」
尾崎 由記範
「乳がんにおけるIL17RBの細胞生物学的・腫瘍免疫学的・臨床的意義の解明」
吉田 尚弘
「サルコペニアにおける(プロ)レニン受容体/Wnt シグナル系を介した機構の解明」
下山 勇人
「両側側腹部圧迫法が導く呼吸機能回復と呼吸器合併症減少の可能性」
2020年度事業計画及び予算書の提出
当研究所の2020年度事業計画及び予算書を、3月26日「内閣府」へ提出いたしました。尚、事業計画及び予算とも例年と同程度の規模で編成しております。
2020年度研究助成者に贈呈書交付
今年度研究助成対象者30名に対し、研究者の励みになればとの目的で、贈呈書を4月1日付けで交付しました。
当研究所は、第2代虎の門病院長、冲中重雄先生の文化勲章受章(昭和45年11月)を記念し、政・財界の支援を得て昭和48年5月設立いたしました。 虎の門病院と密接な関係のもと、成人病(生活習慣病)の臨床的及び基礎的研究を行っております。
研究実績を臨床の場に還元できますよう一層努力してまいる所存でございます。
今後とも皆様のご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。