平成2022年10月20日
2023年度 研究助成(上期募集分)の決定
冲中記念成人病研究所の事業として、7月から募集しておりました研究助成に多数の応募があり、審査会ならびに研究委員会で審査した結果、次の21件に対し助成することを決定いたしました。
1.クッシング病におけるUSP8 依存性シグナル伝達ネットワーク機構異常の解明
(竹下 章 内分泌代謝科)
2.外傷性心停止における一次および二次救命処置の治療効果の解明と治療戦略の確率
(福田 龍将 救急科)
3.NAFLD 病態進行における遺伝子要因のインパクト;リキッドバイオプシーの臨床応用
(芥田 憲夫 肝臓内科)
4.肝細胞癌の術後再発形式に基づいた適切な治療選択に関する基礎的検討
(進藤 潤一 消化器外科)
5.表在性非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍の臨床病理学的特徴と内視鏡的診断および治療(EMR/ESD)確立のための研究
(布袋屋 修 消化器内科)
6.B型慢性肝炎に対するペグインターフェロン療法の長期効果に関する検討
(鈴木 文孝 肝臓内科)
7.ホルマリン固定パラフィン包埋検体におけるラマン分光分析による真菌同定法の探索研究
(宇留賀 公紀 病理部)
8.難治性胃食道逆流症の病態解明を目指した24時間胃・食道インピーダンスpH 測定における食道粘膜抵抗測定の探索的研究
(落合 頼業 消化器内科)
9.慢性骨髄性白血病に対する多彩なアプローチの予後に与える影響
(内田 直之 血液内科)
10.胃底腺型胃癌の危険因子に関する探索的研究
(早坂 淳之介 消化器内科)
11.ICG 検査にて高度の肝機能障害が示唆された患者に対する EOB-MRI を用いた安全な肝切除範囲に関する検討
(赤埴 未宝 消化器外科)
12.1型糖尿病における膵β細胞の脱分化についての検討
(内田 貴康 内分泌代謝科)
13.B型慢性肝炎の HBs 抗原陰性化例における、HBcrAg および HBs 抗原の超高感度測定の臨床アウトカムへの影響
(保坂 哲也 肝臓内科)
14.シスプラチン投与患者における、簡便でかつ適切な腎機能評価法の検討
(関根 章成 腎センター内科)
15.Helicobacter cinaedi(ヘリコバクター・シネディ) 感染症の疫学と治療法の研究
(荒岡 秀樹 臨床感染症科)
16.常染色体優性多発性囊胞腎(ADPKD) 患者に合併した難治性腹水症に対する腹水濃縮濾過再静注法(CART)の有効性と治療効果に影響する因子についての研究
(諏訪部 達也 腎センター内科)
17.多発性嚢胞肝における遺伝子変異と臨床像についての検討
(水野 裕基 腎センター内科)
18.末梢血免疫細胞の網羅的解析による、腎細胞がん患者に対する免疫チェックポイント阻害薬の効果予測バイオマーカーを探索する研究
(三浦 裕司 臨床腫瘍内科)
19.脂質異常症の原因についての研究-4
(大久保 実 内分泌代謝科)
20.新たな MRI 撮影法を用いた髄膜腫の性状評価
(原 貴行 脳神経外科)
21.全身性アミロイドーシス患者における腎臓へのアミロイド沈着と腎機能・腎予後に関しての病理組織学的検討
(河野 圭 病理部)
文部科学省あて「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実地基準)」に基づく体制整備等自己評価チェックリストの提出
科学研究費補助金等の公的研究費の管理・監査については、厳粛な運営が求められております。
当研究所では、代表理事を最高管理責任者として、研究員・事務職員一体となってコンプライアンスを基本とした「行動規範」に則った運営を引き続き推進してまいります。
寄付ご芳名
研究所ニュース479以後、下記の方よりご寄付がありました。
佐藤 三郎 様 | 本間 健 様 |
貴重なご寄付につきましては、ご芳志に添うよう医学研究のため役立たせていただきます。誠にありがとうございました。
みなさまのご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げます。
当研究所は、第2代虎の門病院長、冲中重雄先生の文化勲章受章(昭和45年11月)を記念し、政・財界の支援を得て昭和48年5月設立いたしました。 虎の門病院と密接な関係のもと、成人病(生活習慣病)の臨床的及び基礎的研究を行っております。
研究実績を臨床の場に還元できますよう一層努力してまいる所存でございます。
今後とも皆様のご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。