研究所ニュース

研究所ニュース No.4662021.01.06(水)

平成2021年1月4日

新年のご挨拶

研究所長  小林  哲郎

明けましておめでとうございます。日頃よりご支援いただいております皆様ならびに虎の門病院の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。本年は研究所の分院への一部移転が完了し、新しい出発の一年になりそうです。この年が明るく実りあるものになることを念じ、皆様方の一層のご発展をお祈り申し上げます。

さて、当研究所は1973年、虎の門病院第二代院長の冲中重雄先生の「病める者の立場に常に立ち、最善で最新の医療を提供したい」という熱い思いによってこの地に設立され、本年で48年目を迎えます。設立以来、虎の門病院と緊密な関係を保ちながら、臨床の場で生じた医学的課題について掘り下げて研究し、さらには独自の基礎的な研究も加えて活動してきました。そして、これらの研究成果は虎の門病院における医療レベルの向上に大きく貢献してきました。2011年4月には、内閣府を所管とする公益財団法人として新たな一歩を踏み出し、現在は全国的にも広く研究助成支援もおこなうなど、医学・医療界に広く貢献しつつあります。昨年は前虎の門病院長の大内尉義先生を代表理事にお迎えいたしました。本年も研究所の更なる充実と発展を目指して、患者様の治療に役立つ研究ができるよう所員一同、努力していきたいと念じております。

最後に、当研究所にこれまで寄せられましたご支援の数々を感謝申し上げるとともに、各方面の皆様方のさらなるご理解とご援助をお願い申し上げまして新年のご挨拶とさせて頂きます。

2021年度 研究助成(下期募集分)の決定

冲中記念成人病研究所 助成事業として公募しておりました研究助成の申請が、今回は71機関109件ありました。うち研究課題等審査した結果、次の12件に助成することが決定しました。

自治医科大学
相澤 健一
多層オミクス解析による心血管疾患の高精度予測マーカー開発とプレシジョン医療応用

東京大学大学院
赤澤 宏
薬剤誘発性心不全の予後予測と個別化治療に関する研究

東京大学医科学研究所
植木 紘史
2光子生体イメージングで解明するCOVID-19 の病態メカニズム

東北大学大学院
河部 剛史
新規自己反応性T細胞に着目した自己免疫疾患発症機構の解明

東京大学医学部附属病院
清宮 崇博
膵癌微小環境における circular RNA を介した non-cell autonomous な癌促進機構の解明

群馬大学大学院
鯉渕 典之
先天性甲状腺機能低下症における小脳失調のメカニズムの解明

筑波大学
坂田(柳元)麻実子
異常間質細胞による濾胞性リンパ腫の支持機構の解明

岡山大学病院
寺坂 友博
ゴナドトロープ細胞におけるRNA結合タンパクZFP36のmRNA代謝調節作用について

東北大学大学院
豊原 敬文
ヒトiPS 細胞由来3D血管を用いた血管疾患の病態解明

東京大学
中西 弘毅
スペックルトラッキング心エコー法を用いた糖代謝異常例における早期心機能障害の検出―心不全パンデミック時代における新たな予防戦略の構築

順天堂大学
服部 浩一
血管内皮障害によるサイトカインストーム発生機構の解明

国家公務員共済組合連合会 東京共済病院
渡辺 玲
易怒性を呈する特発性正常圧水頭症の病態に関する研究

研究報告会中止について

2020年度(第46回)冲中記念成人病研究所 研究報告会を2021年3月6日(土)に開催予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の終息が見えない状況でありますので、同報告会の開催を中止といたします。

寄付ご芳名

研究所ニュース465以後、下記の方よりご寄付がありました。

南方 保 様山本 達雄 様飯島 みゆき 様

貴重なご寄付につきましては、ご芳志に添うよう医学研究のため役立たせていただきます。誠にありがとうございました。
みなさまのご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げます。

当研究所は、第2代虎の門病院長、冲中重雄先生の文化勲章受章(昭和45年11月)を記念し、政・財界の支援を得て昭和48年5月設立いたしました。 虎の門病院と密接な関係のもと、成人病(生活習慣病)の臨床的及び基礎的研究を行っております。
研究実績を臨床の場に還元できますよう一層努力してまいる所存でございます。
今後とも皆様のご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。

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