研究所ニュース  No.4092015.02.05(木)

平成27年1月6日

新年のご挨拶

研究所長  小林  哲郎

  明けましておめでとうございます。虎の門病院の皆様ならびにご支援いただきました皆様に新年のご挨拶を申し上げます。昨年は虎ノ門ヒルズを始め環状2号線の新橋―虎ノ門間(通称マッカーサー道路)の開通等この虎ノ門地区の開発に注目が集まった一年でした。そして本年は、虎の門病院・研究所新築の着工が予定されており、希望あふれる年となりました。この一年が明るく実りある年になることを念じ、皆様方の一層のご発展をお祈り申し上げます。

  さて、当研究所は1973年、虎の門病院第二代院長の冲中重雄先生の「病める者の立場に常に立ち、最善で最新の医療を提供したい」という熱い思いによってこの地に設立され、本年で42年目を迎えます。設立以来、虎の門病院と緊密な関係を保ちながら、臨床の場で生じた医学的課題について掘り下げて研究し、さらには独自の基礎的な研究も加えて活動してきました。そして、これらの研究成果は虎の門病院における医療レベルの向上に大きく貢献してきました。2011年4月には、内閣府を所管とする公益財団法人として新たな一歩を踏み出し、現在は全国的にも広く研究助成支援もおこなうなど、医学・医療界に広く貢献しつつあります。今後も研究所の更なる発展を目指して、患者さんの治療に役立つ研究ができるように所員一同、尚一層努力していきたいと念じております。

  最後に、当研究所にこれまで寄せられましたご支援の数々を感謝申し上げるとともに、各方面の皆様方のさらなるご理解とご援助をお願い申し上げて新年のご挨拶とさせて頂きます。

平成27年度 研究助成(下期募集分)の決定

冲中記念成人病研究所 助成事業として公募しておりました研究助成の申請が、今回は33機関40件ありました。うち研究課題等審査した結果、次の10件に助成することが決定しました。

井上 真由美
京都大学医学部附属病院
糖尿病内分泌栄養内科
血管新生抑制因子THBS1の脂肪細胞の代謝活性における役割

氏家 英之
北海道大学病院 
皮膚科
制御性T細胞欠損によって誘導される皮膚自己抗体の解析

大塚 基之
東京大学医学部附属病院
消化器内科
肝癌感受性遺伝子MICAのshedding制御による肝発癌予防法の開発

高野 晴子
国立循環器病研究センター研究所
細胞生物学部
骨新生因子が仲介する骨-脂肪組織連関メカニズムの解明

髙村(赤司)祥子
愛知医科大学
感染・免疫学講座
B 細胞性リンパ腫の新規制御機構の解明

東邦 康智
東京大学医学部附属病院
循環器内科
心臓における自然炎症制御機構の解明とその心リモデリングにおける役割の検討

西村 渉
自治医科大学
医学解剖学
移植後膵β細胞の運命追跡および治療による機能改善

野本 周嗣
愛知学院大学
歯学部外科学講座
HCC再発の腫瘍リスク因子および背景肝リスク因子となるIncRNAの同定とその臨床応用

林 琢磨
信州大学
学術研究院
新規治療法の開発に向けて:子宮間葉系腫瘍幹細胞の単離と遺伝子解析

吉見 昭秀
東京大学大学院
血液・腫瘍内科
慢性骨髄性白血病患者細胞由来iPS細胞を活用した白血病幹細胞特異的治療法の開発

寄付ご芳名

研究所ニュース408号以後、下記の方よりご寄付がありました。

吉田 包明 殿 小関 健哲 殿 大原 良 殿
小林 哲郎 殿 藤原 敏行 殿

貴重なご寄付につきましては、ご芳志に添うよう医学研究のため役立たせていただきます。誠にありがとうございました。

みなさまのご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げます。

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