平成２０２３年５月１５日

令和５年度（２０２３年度）科学研究費助成金交付が決定

文部科学省、日本学術振興会に新規申請していました学術研究助成基金助成金のうち、基盤研究（Ｂ）１件、基盤研究（Ｃ）１件、若手研究１件、奨励研究１件、本年度からの新規採択内定通知がありました。これで冲研では継続研究の助成を含めて計１８件の科学研究費助成金交付が行われることとなります。

－新規採択研究課題－

・基盤研究（Ｂ）

福田　龍将
「働き方改革時代の救急医療における救急救命士および看護師への実効的タスクシフト

・基盤研究（Ｃ）

桑原　政成
「キサンチンオキシダーゼ阻害薬離脱症候群の原因とその機序の解明」

・若手研究

伊東　秀崇
「大血管疾患における心臓リハビリテーション施行中の血圧変動と患者特性」

・奨励研究

大沢　樹輝
敗血症における病態の異質性の同定と個別化医療の実現」

－継続研究課題－

・基盤研究（Ｃ）

力石　辰也
「尿中microRNA を用いた腎移植後のBK ウイルス腎症の診断」

三浦　裕司
「免疫療法関連副作用における自己抗体と免疫細胞活性化の関連を明らかにする」

落合　頼業
「マウスオルガノイド発癌モデルを用いた大腸癌遺伝子変異と薬剤感受性の関連性の探索」

竹下　章
「Cushing病におけるUSP8 変異体標的蛋白の同定と発症機序の解明」

矢崎　大
「COVID-19 対応医療従事者の心理的特徴と有効な臨床心理学的支援」

小林　哲郎
「緩徐進行１型糖尿病膵における原因ウイルスの同定と自然免疫応答の解析」

磯島　豪
「骨細胞におけるSOCS3 抑制シグナルを中心とした皮質骨と骨髄の相互関係の解明」

和田　健彦
「ビタミンD受容体シグナルによるポドサイト分化制御機構の解明」

・若手研究

辻本　哲郎
「糖尿病・代謝疾患における病態解明及び克服のための探索的研究」

吉野　正紀
「トラクトグラフィーによる病的脳神経の可視化と脳神経マッピング精度向上の検討」

下山　勇人
「両側側腹部圧迫法が導く呼吸機能回復と呼吸器合併症減少の可能性」

渡部　紫
「低周波治療器による外部刺激と人工股関節ステムとの共振の可能性について」

小澤　継史
「視床下部A11領域細胞群の痛みの抑制に関わる研究」

・研究スタート支援

内田　貴康
「１型糖尿病におけるβ細胞の脱分化（dedifferentiation）についての研究」

２０２３年度事業計画及び予算書の提出

当研究所の２０２３年度事業計画及び予算書を、３月２０日「内閣府」へ提出いた しました。尚、事業計画及び予算とも例年と同程度の規模で編成しております。

２０２３年度冲中記念成人病研究所　研究助成者に贈呈

今年度の冲中記念成人病研究所　研究助成対象者３２名に対し、研究者の励みになればとの目的で、贈呈書を４月１日付けで交付しました。

理事会・評議員会について

主に令和４年度決算に関する審議を行うために、理事会は定款第３１条第２項の規定による議決で書面による審議、評議員会は下記日程で開催いたします。

評議員会

日　時：

２０２３年６月２１日（水）
午後１時００分～２時００分

場　所：

虎の門病院　９階役員会議室

寄付ご芳名

研究所ニュース４８５以後、下記の方よりご寄付がありました。

堀之内　広　様

本間　健　様

鈴木　一成　様

貴重なご寄付につきましては、ご芳志に添うよう医学研究のため役立たせていただきます。誠にありがとうございました。
みなさまのご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げます。

当研究所は、第２代虎の門病院長、冲中重雄先生の文化勲章受章（昭和４５年１１月）を記念し、政・財界の支援を得て昭和４８年５月設立いたしました。 虎の門病院と密接な関係のもと、成人病（生活習慣病）の臨床的及び基礎的研究を行っております。
研究実績を臨床の場に還元できますよう一層努力してまいる所存でございます。
今後とも皆様のご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。