平成29年10月15日
平成30年度 研究助成(上期募集分)の決定
冲中記念成人病研究所の事業として、7月から募集しておりました研究助成に多数の応募があり、審査会ならびに研究委員会で審査した結果、次の38件に対し助成することを決定いたしました。
- 直接作用型抗ウイルス薬併用療法の治療効果とHCV薬剤耐性ウイルスとの関連
(芥田 憲夫 肝臓内科)
- Helicobacter cinaedi(ヘリコバクター・ シネディ)感染症の診断法と治療法に関する研究
(荒岡 秀樹 臨床感染症科)
- 食道内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 後狭窄予防に対するポリグリコール酸(PGA) シートと自己フィブリン糊の有用性の検討
(飯塚 敏郎 消化器内科)
- アルツハイマー型認知症のエクソソーム解析による発症素因と臨床的バイオマーカーの検索
(井桁 之総 高齢者総合診療部)
- 下垂体腺腫病理診断における多重免疫染色の検討
(井下 尚子 病理部・病理診断科)
- 造血幹細胞移植におけるミコフェノール酸モフェチルの血中濃度測定 ジェネリック医薬品の血中濃度安定性の検討
(内田 直之 血液内科)
- 肺扁平上皮癌におけるtumor spread through air spaces 半定量法の検討
(宇留賀 公紀 呼吸器センター内科)
- 糖原病Ⅲ型の遺伝子変異と機能に関する検討-4
(大久保 実 内分泌代謝科)
- 乳癌における腫瘍組織内の免疫環境に関する後方視的研究
(尾崎 由記範 臨床腫瘍科)
- 筋萎縮性側索硬化症の遺伝子解析と臨床病型
(角元 利行 神経内科)
- 表在咽頭癌の深達度診断アルゴリズムの構築
(菊池 大輔 消化器内科)
- 心房細動治療におけるカテーテルアブレーションが引き起こす心臓自律神経機能の修飾について
(菊地 隆司 臨床生理検査部)
- EGFR 遺伝子変異陽性肺癌の長期予後と PD-L1 発現に関する検討
(岸 一馬 呼吸器センター内科)
- ニボルマブ治療例における治療効果・副作用に関する後方視的研究
(近藤 千紘 臨床腫瘍科)
- ICG 血中消失率と 3D volumetry に基づく新規肝切除安全基準の確立に向けた基礎的検討
(進藤 潤一 消化器外科)
- B型慢性肝疾患症例におけるHBs 抗原陰性化に関係する因子の検討 ~無治療例におけるウイルス学的因子と生体側因子(遺伝子多型(SNPs))を含めた検討~
(鈴木 文孝 肝臓内科)
- HBs 抗原陰性化をきたす宿主側因子の解析
(鈴木 義之 肝臓内科)
- 囊胞性腎疾患における遺伝子変異と変性尿細管(囊胞の起源)の探究
(関根 章成 腎センター内科)
- C型慢性肝障害例に対するソホスブビルとレジパスビル併用療法における治療不成功例の臨床背景ならびにHCV 遺伝子変異の特徴と治療終了後の経過の検討
(瀬崎 ひとみ 肝臓内科)
- 臍帯血移植後の類洞閉塞症候群/肝中心静脈閉塞症(SOS/VOD)についての後方視的検討
(髙木 伸介 血液内科)
- クッシング病における時計遺伝子発現とACTH 分泌との関連性の検討
(竹下 章 内分泌代謝科)
- Cushing 病術後の下垂体機能回復を規定する因子に関する探索研究
(辰島 啓太 内分泌代謝科)
- タキサン誘発感覚性末梢神経障害のゲノム薬理学的リスク因子の検討
(田辺 裕子 臨床腫瘍科)
- 直腸・肛門管周囲筋組織の病理学的検討
(戸田 重夫 消化器外科)
- 大腸憩室炎によるS状結腸膀胱瘻に対する腹腔鏡手術手技の開発および有用性に関する研究
(富沢 賢治 消化器外科)
- 腎移植拒絶反応診断としての血小板中核酸解析
(中村 有紀 腎センター外科)
- 先端巨大症患者における術後早期の生化学的治癒評価判定法問題点の検討
(西岡 宏 間脳下垂体外科)
- MET exon 14 skipping 変異陽性肺腺癌の分子病理学的検討
(藤井 丈士 病理部・病理診断科)
- B型慢性肝疾患に対するテノホビル療法における薬剤耐性変異と治療効果との関係
(保坂 哲也 肝臓内科)
- 腎不全患者に対するデノスマブの骨密度改善効果とその予測因子の検討
(星野 純一 腎センター内科)
- 表在性非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍の臨床病理学的特徴と内視鏡的診断および治療(EMR/ESD)の確立ための研究
(布袋屋 修 消化器内科)
- 腎移植における慢性拒絶反応の解明と新たな予後予測バイオマーカーの探索
(松波 昌寿 腎センター外科)
- 同種造血幹細胞移植患者に対する予防接種の有効性の検討
(森 有紀 血液内科)
- 糖尿病腎症における尿細管オルガネラ異常と腎予後
(山内 真之 腎センター内科)
- 多発性骨髄腫患者における潜在性ウイルス再活性化についての前向き観察研究
(山本 豪 血液内科)
- 臍帯血移植における至適移植前処置法の確立に関する研究
(山本 久史 血液内科)
- 急性骨髄性白血病に対する造血幹細胞移植における染色体核型を用いた予後分類に関する研究
(湯淺 光博 血液内科)
- High resolution cone-beam CT による脳出血増大予測の検討
(吉野 正紀 脳神経外科)
寄付ご芳名
研究所ニュース436号以後、下記の方よりご寄付がありました。
貴重なご寄付につきましては、ご芳志に添うよう医学研究のため役立たせていただきます。誠にありがとうございました。
みなさまのご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げます。
当研究所は、第2代虎の門病院長、冲中重雄先生の文化勲章受章(昭和45年11月)を記念し、政・財界の支援を得て昭和48年5月設立いたしました。
虎の門病院と密接な関係のもと、成人病(生活習慣病)の臨床的及び基礎的研究を行っております。
研究実績を臨床の場に還元できますよう一層努力してまいる所存でございます。
今後とも皆様のご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。