平成30年10月10日
2019年度 研究助成(上期募集分)の決定
冲中記念成人病研究所の事業として、7月から募集しておりました研究助成に多数の応募があり、審査会ならびに研究委員会で審査した結果、次の33件に対し助成することを決定いたしました。
- HCV薬剤耐性がdirect-acting antivirals 併用療法に与えるインパクト
(芥田 憲夫 肝臓内科)
- Helicobacter cinaedi(ヘリコバクター・ シネディ)感染症に関する研究
(荒岡 秀樹 臨床感染症科)
- 咽頭表在癌における内視鏡治療(ESD)後のリンパ節転移リスクに関する検討
(飯塚 敏郎 消化器内科)
- 培養細胞の分化や悪性度評価に対する形態学的Grading system の作成
(井下 尚子 病理部・病理診断科)
- 臍帯血移植後の生着前免疫反応の臨床的意義についての後方視的検討
(内田 直之 血液内科)
- ランニング後の運動性無症候性肉眼的血尿の検討
(浦上 慎司 泌尿器科)
- 肺大細胞神経内分泌癌の化学療法の最適化の検討
(宇留賀 公紀 呼吸器センター内科)
- 糖原病Ⅲ型の遺伝子変異と機能に関する検討-5
(大久保 実 内分泌代謝科)
- 食道癌に対する化学療法
(ドセタキセル+シスプラチン+5-フルオロウラシル)後の発熱性好中球減少症に対するペグフィルグラスチムの一次予防効果の検討
(大倉 遊 消化器外科)
- 乳癌における晩期再発と腫瘍免疫に関する後方視的研究
(尾崎 由記範 臨床腫瘍科)
- 血流改変ステントを用いた脳血管内治療における被ばく線量の解析
(川内 覚 放射線部)
- 症状との相関を有する逆流性食道炎の内視鏡診断の構築
(菊池 大輔 消化器内科)
- Acute fibrinous organizing pneumonia の臨床放射線病理的検討
(岸 一馬 呼吸器センター内科)
- 高齢者の健康状態の検討と、心血管疾患リスク因子を明らかにする研究
(桑原 政成 循環器センター内科)
- 大腸癌化学療法に伴う肝萎縮の実態解明とリスク因子に関する検討
(進藤 潤一 消化器外科)
- B型慢性肝炎に対するインターフェロン療法の長期的治療効果 ~ウイルス学的因子と生体側因子(遺伝子多型(SNPs))を含めた検討~
(鈴木 文孝 肝臓内科)
- 新規核酸アナログ製剤のHBs 抗原量に与える影響の解析
(鈴木 義之 肝臓内科)
- 常染色体優性多発性囊胞腎(ADPKD)患者の末期腎不全での腎容積の増大速度の研究
(諏訪部 達也 腎センター内科)
- C型慢性肝炎に対するオムビタスビルとパリタプレビル/リトナビル併用療法における治療不成功例の臨床背景ならびにHCV 遺伝子変異の特徴と治療終了後の経過の検討
(瀬崎 ひとみ 肝臓内科)
- 臍帯血移植後における生着と移植細胞数についての検討
(髙木 伸介 血液内科)
- 成長ホルモンによる腎尿細管ナトリウム輸送分子発現調節機構の解明
(竹下 章 内分泌代謝科)
- 高齢がん患者を取り巻くがん診療・緩和治療の支援に向けた研究
(田辺 裕子 臨床腫瘍科)
- メランコリア(内因性うつ病)の診断基準開発に関する多施設共同研究
(玉田 有 精神科)
- 巨大非機能性下垂体腺種の外科治療における摘出阻害・リスク因子の検討
(西岡 宏 間脳下垂体外科)
- HCV/HBV 共感染例に対するインターフェロンフリー治療中のHBV マーカーの推移の検討
(保坂 哲也 肝臓内科)
- 透析患者に対するデノスマブ投与後の低カルシウム血症の予測因子の検討
(星野 純一 腎センター内科)
- 表在性非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍の臨床病理学的特徴と内視鏡的診断および治療(EMR/ESD)の確立ための研究
(布袋屋 修 消化器内科)
- 泌尿器腫瘍におけるChromatin Modulating 分子の発現と免疫微小環境の関連
(三浦 裕司 臨床腫瘍科)
- 同種造血幹細胞移植後の肺炎球菌感染症に関する研究
(森 有紀 血液内科)
- 蛋白尿陰性で腎機能低下を来す糖尿病性腎症における腎免疫染色を用いた腎障害進展機序の解明
(山内 真之 腎センター内科)
- 末梢血幹細胞動員方法が移植に与える影響についての後方視的観察研究
(山本 豪 血液内科)
- 同種移植後に再発した急性骨髄性白血病に対する臍帯血移植術の免疫再構築に関する研究
(湯淺 光博 血液内科)
- 血液疾患を有する脳出血患者の予後と外科治療の役割における検討
(吉野 正紀 脳神経外科)
文部科学省あて「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」に基づく取組状況に係わるチェックリストの提出
文部科学省が平成26年8月に制定した標記ガイドラインを踏まえた、体制整備等の取組状況の提出要請がありました。
当研究所では、研究者自身ならびに科学コミュニティの規律・自律を基本としつつも、研究機関が組織を挙げて不正行為を発生させない体制を構築し、研究機関として果たすべき役割・責任を全うし、社会の要請に応えることを基本方針として、まずはリサーチメンター制度の導入等、研究活動における不正行為防止に係わる体制の整備を行っております。
寄付ご芳名
研究所ニュース445号以後、下記の方よりご寄付がありました。
貴重なご寄付につきましては、ご芳志に添うよう医学研究のため役立たせていただきます。誠にありがとうございました。
みなさまのご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げます。
当研究所は、第2代虎の門病院長、冲中重雄先生の文化勲章受章(昭和45年11月)を記念し、政・財界の支援を得て昭和48年5月設立いたしました。 虎の門病院と密接な関係のもと、成人病(生活習慣病)の臨床的及び基礎的研究を行っております。
研究実績を臨床の場に還元できますよう一層努力してまいる所存でございます。
今後とも皆様のご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。