今月の研究者

下山 勇人

下山 勇人

1)
2010年 杏林大学医学部 卒業
2020年 杏林大学院 修了

2) 術後疼痛の軽減法、術後呼吸機能低下の回復法

3) 術後鎮痛法は日々進歩しているのも関わらず、腹部術後の咳嗽時の創部痛は未だにコントロール困難で、患者の術後のQOLを低下させています。また、創部痛や咳嗽不良により呼吸機能は低下し、肺炎や無気肺といった術後呼吸器合併症の原因になることが指摘されています。私は咳嗽時創部痛を軽減させ、呼吸機能を回復させる理学療法を研究しています。
コロナウイルスの流行により呼吸機能の研究を進めてゆくことがなかなか困難ですが、皆様には様々な場面でご協力をいただくかもしれません。その時は何卒宜しくお願い致します。

発表・論文

Shimoyama H, Sugiyama M, Suzuki Y, et al: Bilateral Flank Compression Maneuver for Reducing Pain on Coughing after Abdominal Surgery: A Prospective Study. J Am Coll Surg. 2021 Jul 12:S1072-7515(21)00490-7. doi: 10.1016/j.jamcollsurg.2021.06.012.

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