今月の研究者

玉岡 明洋

玉岡 明洋

1) キャリアー:私は1995年に東京医科歯科大学を卒業後、同大附属病院、関連病院で呼吸器内科医としての研鑽を積んで参りました。2001年に東京医科歯科大学大学院に進み、社会人大学院生として病棟で診療や研修医の指導などにあたる傍ら、基礎研究の指導を受けました。2003年からはカナダケベック州、モントリオールにあるMcGill大学Meakins-Christie研究所にポスドクとして3年間留学する機会を頂きました。ここでは主にラットやマウスの喘息モデルを用いて気管支喘息における気道リモデリングの研究に従事しました。2006年に帰国後は留学中の研究成果を元に博士号を取得し、以降は母校にて診療、研究、教育に従事して参りました。2012年からは呼吸・睡眠制御学講座に移り、歯科との連携で睡眠呼吸障害の診療、睡眠時無呼吸と他呼吸器疾患との関連についての研究に関わらせて頂きました。2022年4月から虎の門病院呼吸器センター内科の一員として診療および臨床研究にあたらせて頂いております。

2) 研究分野:気管支喘息・COPDなどの閉塞性肺疾患、間質性肺疾患、肺癌、睡眠時無呼吸症と他の呼吸器疾患の関連について。

3) 今後の抱負:虎の門病院呼吸器センター内科は伝統的にびまん性肺疾患、肺癌、希少肺疾患などの分野をはじめとして幅広く診療、研究面で素晴らしい成果を上げてきております。この伝統を守りつつさらに広い分野での臨床研究を進めつつ、間質性肺疾患や肺癌の治験などにも力をいれて参りたいと存じます。

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