今月の研究者

内田 貴康

内田 貴康

1) 簡単なキャリアー(研究面・臨床面)
私は2014年に東京慈恵会医科大学を卒業し、初期研修医として虎の門病院に入職しました。初期研修•後期研修の5年間を虎の門病院で行った後、三楽病院の糖尿病代謝内科に異動し、萩原康二部長のご指導の元、東京大学や東京医科歯科大学から出向のレジデントの先生方と共に広く内科診療に従事しました。2021年7月より虎の門病院に内分泌代謝科の医員として戻るご縁をいただき、糖尿病を中心とした臨床業務に従事するとともに2021年10月より冲中記念成人病研究所の特別研究員を兼務しています。
後期研修時には、当時内分泌代謝科の医員で、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と糖尿病合併症との関連についての研究を行っておられた西村明洋先生にご指導いただき、レム睡眠中のSASが収縮期血圧や平均血圧と関連することを報告しました。虎の門病院に戻ってからは、森保道部長のご指導のもと、外来高齢2型糖尿病患者の運動機能に関する報告を行い、現在運動療法による介入研究を行っています。また、小林哲郎所長のご指導の元、1型糖尿病においてβ細胞機能が低下するメカニズム解明を目指した基礎研究を行っています(令和4年度科学研究費助成事業: 研究活動スタート支援)。その他には、1型糖尿病患者を対象とした多施設共同研究の準備も進めています。

2) 研究分野
1型糖尿病の分子メカニズム
高齢2型糖尿病患者の運動機能、認知機能
2型糖尿病と睡眠時無呼吸症候群

3) 今後の抱負、アピール
日常臨床を大切にしながら、患者さんに役立つ研究を行っていきたいと考えています。

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