今月の研究者

尾崎 由記範

尾崎 由記範

1)キャリアー
虎の門病院 臨床腫瘍科の尾崎 由記範と申します。私は、2008年に慶應義塾大学医学部を卒業後、癌の薬物療法に興味をもち、腫瘍内科の道へ進むことを決めたのは2010年(卒後3年目)でした。それ以来、”どんな癌でも対応できるオールマイティー腫瘍内科医”を目指して研修を積み、現在は虎の門病院にて乳腺を中心とした腫瘍内科医として勤務しております。臨床だけでなく、研究にも興味を持ち、臨床試験などにも積極的に参加しております。

2)研究分野
2016年にMD Anderson Cancer Centerの乳腺腫瘍内科に短期留学に行くことができました。そこで自分が何に興味があるのかを突き詰めて考えることができ、”Every patient with breast cancer will be cured with optimal care including immunotherapy with the support of effective multi-disciplinary oncology team.”という自分のVisionを持つに至りました。
免疫療法を含めた最善治療に基づき乳癌のCureを目指す、というVisionのもと、乳癌の臨床研究や基礎研究に従事して参りました。2018年には乳癌に対する免疫チェックポイント阻害薬を用いた医師主導治験を立ち上げ、2019年には海外学会San Antonio Breast Cancer SymposiumにおいてSpotlight Session (poster discussion)にて結果を報告することができました。

3) 今後の抱負
今後も、臨床においては、乳腺内分泌外科と連携し、術前術後化学療法や転移再発症例に対する薬物療法を積極的に行い、チームによる最適治療の施行に努めていきたいと考えます。また、免疫療法を含めた乳癌のがん薬物療法の開発に従事して参りたいと考えております。さらに、現在は科研費を取得し乳癌の細胞株を用いた基礎実験をがんセンター中央病院研究所において行っており、基礎研究での結果報告も行っていきたいと考えております。

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